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■タイトル『ピンチが漢をデカくするんだっ』
・元作品:グレンラガン
・原案:マテバ牛乳
・制作日数:約3時間
・メモ:DNAグレンラガンアンソロジーの第三弾目。 〆切日に総ボツを食らって勢いで書き直した作品w


 登場人物
   カミナ
   シモン
   ロシウ
   ヨーコ
   ロン
   他グレン団面々

○ 荒野(昼)
カミナ「リテイクだぁああああああっ」
シモン「ばぶぅっ!? そんなぁああああ
 ああっ」
   カミナの強烈な右ストレートでき
   りもみ状に吹っ飛んで行くシモン。
ロン「(サングラスを取り)今度はナニ?」
ヨーコ「グレン団を広めるための自伝マン
 ガを作るんだってサ(ジュースを啜る)」
カミナ「(ラクガキ的な原稿を手にして)
 お前は何も分かっちゃいねぇっ」

タイトル『ピンチが漢をデカくするんだ
 っ!!』

カミナOFF「甘いぜお前らっ」
   荒野に置かれた原稿机にげっそり
   とした表情で向かうシモンとロシ
   ウ。
カミナ「王道で貫けばいいだなんて安易な
 んだよ。王道だけじゃダメだ!(背を向
 け)誰かと被る可能性もデカいからな」
シモン「(汗して)誰かって、誰?」
カミナ「兎にも角にもオリ・ジ・ナリティ
 ー!!(独自性)」
   サングラスを掛けて大志ポーズで
   どーん!
カミナ「お前のオリジナリティは何だシモ
 ン」
シモン「え? 何だろ…」
カミナ「(遮る様に)そう!『ウジウジ』
 だっ!! ウジウジを込めて描いてみ
 ろっ」
シモン「(怪訝な顔をして)う、うん…」
     ×    ×    ×
T『10分後――』
   ロンの日焼けセクシーショットin。
シモン「(原稿をカミナに差し出して)で
 きたよアニキっ」
カミナ「(即座にその原稿を破り)リテイ
 クだぁあああああっ」
シモン「ああっ!?」
カミナ「こんな歯切れの悪いモノを読者が
 求めるかぁ! 気持ち悪いっ」
シモン「(涙して)ひどっ」
カミナ「さて、お前はどうだロシウっ」
ロシウ「ぼ、ボクのオリジナリティは…」
カミナ「(遮る様に)そう!『むっつり』
 だっ」
ロシウ「心外っ」
カミナ「それはお前の絵にも表れている」
   顔を寄せ原稿を見るカミナロシウ。
   ビミョーに上手いロシウの絵。ヨー
   コばかり描いてある。
カミナOFF「ホレ、お前の描くヨーコは
 ど〜も申し訳無さそうな体をしてやが
 る…しかしアレ(本物)を見ろ! ボイ
 ン、むっちり、ででんがでんっ」
   胸、尻、また胸とカメラが寄る。
ヨーコ「(体をくねらせ隠そうとしても隠
 れていない)ちょっと」
カミナ「(ロシウに迫り)いつも見てるの
 に何で描けんっ」
ロシウ「そんなこと言われても…」
カミナ「あ、そうか」
   スタスタとヨーコに歩み寄るカミ
   ナ、がしりとヨーコの肩を掴む。
カミナ「ヨーコ、脱げ」
   ブッ飛ばされるカミナ。
ヨーコ「ふざけんじゃないわよっ。何でア
 タシが…」
カミナ「現実(リアル)を知らなきゃ深み
 は生まれねぇ。これも立派なグレン団の
 仕事だっ」
ヨーコ「サヨウナラ」
   ヨーコ他面々、荷物を抱えてスタス
   タと去ろうとする。
カミナ「ああっ待て待てっ…クッ、漢はこ
 んなことで頭を下げんぞっ」
   じと目でカミナを見つめる女子一
   同。
カミナ「チッ、そっちがその気ならこっち
 だって全力だ! シモン、来いっ」
シモン「う、うん!」
   バシッとグレンラガン登場。
T『合体っ、グレンラガン!』
   即ヨーコの前で土下座するグレン
   ラガン。その頭を踏み付けるヨーコ。
ロシウ「嗚呼っ、天を突く漢が欲に屈して
 いるっ! 小さっ」
   その時、爆撃がグレンラガンを襲う。
ロン「敵襲よっ」
カミナ「(爆撃を受けながら)!! チャ
 ンスだシモンっ、描け!」
シモン「ええ!? こんな時にナニ言って
 んのアニキっ」
カミナ「ピンチはチャンスだシモン。山を
 登らにゃ足腰は鍛えられねぇ。この道の
 テッペン目指すなら、こんな低いカベで
 も避けては通れん! 自分を信じろシ
 モン。お前の目指す、自分を信じろっ」
シモン「それなら言うよアニキ。やっぱり
 王道は…避けられないぜっ!!!!」
   一撃で敵ガンメンをブッ飛ばすグ
   レンラガン。勇ましい立ち姿。
     ×    ×    ×
   夕暮れ。机に向かって手を進めるシ
   モン。
シモン「(差し出して)できたよ、アニキ」
カミナ「(原稿を受け取り)おう」
   フッと笑顔を見せ合う2人。
カミナ「(再び原稿を破り捨て)リテイク
 だぁああああああっ」
シモン「何でーっ!?」
   以下遠目に言い合う2人。
シモン「そこまで言うならアニキが描けば
 いいじゃんかっ」
カミナ「俺はお前ほらアレだよ。客観的に
 判断する一番の読者係だよ」
シモン「そんなのオレにだってできるっ」
カミナ「何ぃ!? お前ぇはやっぱり分か
 っちゃいねぇっ」
   ダリーがその原稿を拾い上げる。
ダリーOFF「んー…」
ダリー「(屈託の無い笑顔で)小手先の技
 術ばかりにこだわらないでさ、素直に面
 白いと思うモノを描けばいいんじゃな
 いかなっ」
T『大人。』
   イナズマの様な衝撃を受けるカミ
   ナシモン、そしてロシウ。
   再びグレンラガンに乗り込むとダ
   リーの前で土下座する。ロシウも。
ヨーコ「ま、正論よね」

            ■第三部END■


■マテバのつぶや記:相方から総ボツの連絡が来た時にはもう自分らを皮肉った作品を書くってことを決めていたので、ホントあっさりと書き切ってしまった勢いのみの作品デス。
何かこう…得る物は何も無いよねorz
こう云った勢いのバリエーションも増やして行かんとなぁと、反省した作品でもあります。

■人生をリテイクだっ■


 

 

     

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